丸石谷 百四丈滝

百四丈滝(ひゃくよじょうのたき)は、石川県白山市の尾添川にかかる滝。白山有数の巨瀑で、 裏見の滝としては、国内最大級の規模を誇る。1987年に加賀禅定道が復元されるまでは、 一般登山者の目に触れることのない「幻の滝」とされていた[1]ためか「日本の滝百選」に入らず。



















岳沢〜コブ尾根

10月7,8日と上高地ー岳沢ーコブ尾根ーコブの頭ー天狗のコルー天狗沢ー岳沢ー上高地のルートで行ってきました。
そもそも北陸アルパインのH場さんの計画で、O口さん、T村さん、K山さん、O山さん、私の6人でアタックする予定でした。が、言い出しっぺのH場さんがギックリ腰のため急遽O口さんがリーダーとなり決行となりました。
7朝4:45,K山さんに拾って頂き砺波でO山さんをピックアップして沢渡へ!途中T村さんから「沢渡P既に満車、あかんだなPにて合流」の指示の下あかんだなあPにむかう。7:30なんとかあかんだなPに駐車し、O口さんに拾って頂き上高地へ!12:30岳沢着。
テントを張って偵察にGO!岳沢からコブ沢に入り行ける所まで行きます。雪渓がシュルンドというか架橋状になっている所がありここが今回の核心部との事。巻道が兎に角ガレガレ&草付き。登りは何とか登った。架橋状雪渓からさらに登った上部で(O口さんとO山さんが)コブ沢からコブ尾根への取り付きを確認し偵察修了。登りは何とか来たもののガレガレの下りは怖い怖い。ロープを張って頂いて懸垂降下でどうにか降りてきた。私の中では「偵察」という概念を超越しており(明日は来ないでおこう。皆もそう思っているに違いない)と思った。が、ここでO山さんから「明日のためにこのロープは置いて行きますね♪」の一言。この瞬間明日のコブ尾根アタックが決定したのだった。
















白山神駈道荒行走破

9月16日、第7回白山神駈荒行走破に参加しました。
白山の古道 加賀禅定道(18km)と美濃禅定道(19km)の統一呼称。 白山最高峰御前ヶ峰2702mをはさんで加美(神)両道を股に掛け(駈け)る道が白山神駈道。あわせて37kmのこの道を一日で駈けぬけるのが荒行走破、二日で歩き通すのが難行走破、三日なら難行走破。 加から美が順駈 美から加が逆駈走破。(白山神駈道の風露草より)

K崎さんの恩師佐藤先生が一昨年参加したと聞き、是非参加したいと思っていましたが去年はかなわず、今年念願の参加となりました。勿論K崎さんと一緒です。今年は美濃から加賀の逆駈走破でした。
前日の9月15日K崎さんと共に18時半松任を出発。今回のゴールとなる白山一里野温泉につぼりん号をデポし、K崎号でスタート地点となる石徹白登山口に向かう。22時過ぎ頃到着。仮眠をとる。23時半に参加者集合。今回は例年に比べ参加者が少なく6名の参加。主催者の西嶋さんから諸注意と激励と参加者の証となるペナントを頂戴する。
他にも西嶋さんの奥様や愛犬、石徹白の方や常連の方が見送って下さった。有り難いしそういう関係が羨ましい。
16日0時10分頃スタート!
ベテラン参加者、岐阜のS.Sさんが我々に合わせて一緒に歩いて下さった。
5時34分別山登頂。丁度御来光!ラッキー!

フランス人女性でアンカーを務めるF・Jさんが白装束で吹くほら貝。絵になるねー。

油坂の頭で一服、油坂を降り南竜ヶ馬場へ向かいます。

南龍山荘着7時20分。
室堂着8時19分。室堂ではスタッフの方が暖かい飲み物とお菓子をごちそうしてくれた。ありがとうございます。
室堂が最終水場になるのでたっぷり補給します。(2.5リットル)
室堂発8時52分。
御前ヶ峰登頂9時20分。美濃禅定道はここまでです。

ここからは加賀禅定道です。
大汝山避難小屋10時00分。ここでもスタッフの方が待っていて下さり、飲み物とバナナ、パンを差し入れて下さった。本当にありがとうございます。
四塚山からの長い長い坂を下った所にあるのが油池。
ここまで我々を導いて下さったS.Sさん、後続が気になるのでここで待つそうです。
ありがとうございました。ここまで来れたのもS.Sさんのおかげです。ちなみにS.Sさん57歳。凄く元気でカッコ良かった。
さらに天池を経てしばらく行くと百四丈の滝が見えた。

そこから急坂の美女坂を下り奥長倉避難小屋着13時30分。
かなり疲労がたまっている。下りの方が間接や筋肉に来る。
笈ヶ岳や早月尾根の時のように足の踏ん張りが全く利かなくなるのが怖い。
たっぷり補給したつもりの水も残り1リットル。飲み過ぎ?(笑)
14時38分しかり場分岐。まだまだここからが長いです。
ほぼ15時間歩き続けた疲労と寝不足で熊笹の塊が小熊に見えたりする(笑)。
下って下って15時半頃?下界の騒音が聞こえて来た!
そしてしばらく行った送電線のところで西嶋さんご夫妻が愛犬を連れて出迎えて下さった!
携帯圏内になったら連絡するように言われてたのについ下るのに夢中で忘れてました。
心配して迎えに来て下さったようだ。申し訳ない。
16時丁度にハライ谷登山口到着。
そこから一里野方面へ20分歩いた山小屋で到着受付。
山ガールのお出迎えである。梨や飲み物をごちそうになる。重ね重ね有り難い。
立派な踏破証明書を頂いた。

そこからデポしておいたつぼりん号で石徹白登山口へ向かい(18時30分着)、それぞれの車で帰途に着いた。
24時間以上起きてるのは正直つらいので仮眠を取りながら安全運転で帰った。

初めて白山神駈道に参加して目標通り踏破する事が出来た。
確かにその喜びは大きいのだが、それ以上に感じたのは、このイベントを支えている西嶋さんをはじめとする沢山のスタッフ(サポータ?)の方の暖かさである。
当日は余裕が無くて碌にお礼も出来なかったように思う。
次回も参加していつかはサポートする立場になりたいと思った。
それから最後まで俺に併せて歩いてくれたK崎さんに感謝です。

前穂北尾根

涸沢カールの南をふちどるようにそびえる前穂北尾根は、「日本一端正なスカイライン」と言い切ってさしつかえないだろう。頂上から八峰まで、三角形のピークを整然と並べた稜線は美しく、写真の被写体として、あるいは岩登り入門者の目標として、昔から多くの人に親しまれて来た。剱岳八ツ峰主稜、槍ヶ岳北鎌尾根とともに「日本三大岩稜」に数えられる。(山と渓谷社、アドバンス山岳ガイドより)
9月8,9日で北陸アルパインのH場さんに春山講習、岩山講習をご一緒させて頂いたO山さんと共に前穂北尾根に連れて行ってもらいました。私にとって初のバリエーションルートです。
写真は先日の穂高縦走の際、涸沢のコルから見た前穂北尾根です。高い方から主峰(頂上)、二峰、三峰、三・四のコルを挟んで四峰、四・五コルを挟んで富士山の下が五峰、雪渓が真下まで延びているのが五・六のコルです。今回ここにツェルトを張るそうだ。楽しみだわ。わくわく。

4時45分H場さんと合流して金沢出発。5時20分砺波でO山さんと合流して7時50分平湯あかんだな駐車場着。上高地行きのバスに乗り8時半上高地バスターミナル着。準備を整え9時上高地を出発!天気予報は今日の午後から明日にかけて雨ですが、外れる事を祈りましょう。

11時23分、横尾到着。ここでお昼にいたします。

屏風岩。ここが前穂北尾根の南端?に当たるわけだ。

14時43分涸沢ヒュッテに到着。ここが最終水場なので水をたっぷり補給します。他の登山客はテラスで生ビールおいしそう。
でも我慢我慢。なにしろ僕らこれからヴァ・リ・エ・ー・ションですから!(笑)

さて出発涸沢ヒュッテの裏口から向こう側の雪渓傍を登ります。

この辺りは踏み後もしっかりしておりまだヴァリエーション気分はそこそこ(笑)

稜線は見えどもなかなか着かない。山登りとはそんなもの。途中で雨が降って来たり晴れたり。明日大丈夫?(ぉぃぉぃ)

16時50分、五・六のコルに到着。他に人はいません。狭いけど1張か2張なら行けそう。はい張れました!

ツェルトのなかで持ち寄った酒とおつまみで大宴会。すいません。お酒忘れました。

夜は雷雨を心配してましたが、意外にもとても静かでした。夜中に目を覚ましたらツェルトの中はとても明るかった。もしかして月が出てる?と思いましたが眠くてシュラフから出るのが億劫で確認せぬまま夢の中…Zz
目を覚ましてみるとぉ〜♪穂高は旭に焼けていて、富士山も、奥穂高も、北穂高もモルゲンロートの中…奇跡だ…

天気予報は何だったのだろう…槍もくっきり。

5時22分、五峰に向けて登り始めます。細い稜線岩場を登るので緊張しますが一般ルートの難所と同程度?


6時丁度、無事五峰登頂。

四・五のコルまで降りてきました。続いて四峰に登ります。四峰の難しさはルートファインディングある(そうです)。浮き石が多く、一見しっかりしてるように見えて実はグラグラなんてザラです。崩落により安定コースは日々変わる事でしょう。その場で適切な判断が下せるリーダーの元で登る必要が有ります。我々はH場さんに任せるのみです。

干場さんが偵察し、行けると判断したらO山さん、私が続きます。行き詰まったらすぐに戻る覚悟が必要でしょう。

7時半、無事(私は何とか)四峰に登頂!O山さん怖いっす!

四・三コルに降り、いよいよ三峰に挑みます。ここまでロープは使わずに来ましたが、ここからはロープでビレイしながら行きます。エイト・ノット覚えてる?一般にはこの三峰が前穂北尾根の核心と言われています。確かに岩場の難易度はここが一番でした。

どうやって登るの!?って所も数カ所(O山さんは楽々登ってましたが)。それでもビレイされてる安心感で思い切って行けました。

何とかテンションかけずに登りきることができました。

二峰の頭は高度感たっぷりのリッジ登攀が楽しめます(要するに怖い)。

二峰からは懸垂下降で。先ずはO山さん!

続いて私。ちゃんと覚えてた。かな?

ここまでくれば前穂頂上は目の前。
10時丁度に前穂高岳主峰登頂!頂上にはツアーの山ガール(!)が沢山いらっしゃり、「変なとこから人が来た!」とビックリされました。「あそこから登ってきました。」と説明すると「凄ーい!一緒に写真撮とって!」とヒーロー気分ですよ。
凄くうれしかった。達成感半端ないです。

下りは紀美子平経由で重太郎新道を下ります。長いよ〜。急だよ〜。

12時52分、岳沢小屋で生ビールとハヤシライスで復活!ここから傾斜は緩くなりますが距離はまだまだ長いよ。

3時丁度、上高地へ戻ってきました。最終バスに間に合って良かったぁ〜!

初めてのバリエーション、ツェルト泊ドキドキワクワク。結果は晴天で無事登頂!
素晴らしい思い出です。皆さんありがとうございました。またお願いします!

薬師岳

9月5日、先日の西穂高に引き続き、M城さんと山行きを計画しました。
当初、剱沢でテント泊で剱岳を計画しました(なんとしてもM城さんをビビらせたい?)が、6日の天候が悪そうなので日帰りで薬師岳へ登ってまいりました。
6時の有峰林道開門を待ち6時30分折立出発。この辺の眺め好きやわ〜。しかしM城さんの速い事、速い事。9時には太郎平小屋。

11時20分登頂。5時間で来ましたね。天気は良いんですがガスが流れてなかなか周りの山が見えません。ここからは北アルプスオールスター見えるんですけどね。残念。


太郎平小屋で昼食。

折立帰着は15時30分でした。M城さん凄い健脚だわ。着いて行くのがやっとでした。
さて、次は槍か剱に登りましょうか。

西穂高

9月1,2日とテント泊で西穂高岳へ登ってきました。ロッククライミング研修で知り合ったM城さん、テント購入したものの家で張っただけで、まだ山でのテント泊デビューを果たしていないとおっしゃる。それならおじさんに任せなさいと考えた所、西穂高が良かろうと。岩登りの好きなM城さんのテント泊デビューが北アルプス&岩稜歩きデビューとはまさにうってつけと考えたわけです。自分は初めて西穂高に来た時はピラミッドピークで敗退しましたけど…
初日はテントを張って時間があったら下見がてら独標まで行こうかなと。
7時に金沢発。9時半頃鍋平駐車場到着。ロープウェイで西穂高口まで上がり10時頃登山開始。
M城さん、かなりの健脚。10時50分には西穂山荘に到着。はや!
とにかく受け付けしてテント設営。昼ご飯食べて

独標目指しましたが途中で雲行きが怪しくなったので無理せず引き返しました。あとはテント場でビールを飲んでまったり。
明日は晴れますように。翌朝はいきなり小雨です。さてどうするか?取り合えず様子見ながら西穂高へ向かうことにしました。
段々お天気も回復して来て独標到着。ふふん、ここまでは誰でも来れるんだよ。問題はここからだよ等と思ってるとM城さんさっさと独標降り出すし。俺はここ降りるのかなり躊躇したけどなぁ。つまらん。難なく西穂高へ到着。もっとビビってくれなきゃ連れて来たかいがない。

ついでに次の小ピークまで行って西穂高を振返りました。

ほんとさっさと行っちゃいますね。

一時は雨が降りせっかくの北アルプスデビューが…と危ぶまれましたが天候も回復し西穂高登頂も果たし良いテント泊デビューになりました?よね?