西穂高岳

 4/10に受講した北陸アルパインサービスさんの春山講習の成果を試すべくかわさんと残雪の西穂高へ向かった。
 4/30、4時金沢発。富山から41、471号経由で新穂高ロープウェーしらかば駅着が6時45分頃。駅には一番乗りでしたが玄関は閉まってて誰もいません。始発まで2時間あります。張り切り過ぎ?リュックを玄関前に置いて辺りをうろうろしてたらいつの間にかリュックの列が出来てました。年季の入ったピッケルもあった。外にはトイレが無いので要注意です。
 1時間前に玄関が開いて切符販売開始。西穂高口駅まで往復2700円ですがモンベルクラブかJAFの会員証があれば2500円になります。このときリュックの重さを量って8kg以上だと荷物代200円を払わねばなりません。かわさんはクリアしたけど俺のは11kgあった。何もって来たんだ?日帰りなのに…。
 搭乗口で順番待ちです。お客さんがどんどん来ます。始発なのでほとんど登山客っぽいけどピッケル持ってる人は1/3かな?混んで来たので始発を15分早めて出してくれました。こういう風に臨機応変に対処してもらいたいものだ。どこかの国の馬鹿政府もね。
 しらかば駅ー西穂高口駅は約7分。周りの山を解説してくれます。

 西穂高口駅展望台からみた西穂高岳です。

右側の低くなってるところに西穂高山荘があります。そこから左に稜線沿いに登って黒く尖ったところが本日の目標独標です。展望台を出てすぐにアイゼンを着けました。夏道と違って直登するので傾斜は急です。9時に駅を出て45分で山荘に着きました。
 西穂高山荘から少し登ったところです。右から2番目が独標、一番高く見えるのがピラミッドピーク。

笠ヶ岳、抜戸岳方面。去年の夏歩きました。

天気は生憎の曇り。時々突風が吹くので立ち止まらねばなりません。

稜線は雪庇がのびてるんで竹竿の向こうに行っては行けません。

独標までなら危険なところも無いです。アイゼンを着けていれば安心して来れます。ピッケルでなくストックの人もいました。
独標直下の岩場は凍っているのでピッケルがあった方が安心かと。
さぁつきました。風が強いのでラーメンは山荘まで降りてから。

独標からの下りは怖かった。岩が所々顔を出してるので足場に注意。
我が愛刀「グリベルエアテックカーボン」のように曲がったタイプのピッケルはピックと石突きを同時に氷に刺してハンドルのように手場を作れるので安定感があると思った。
西穂高山荘前でビールで乾杯。ラーメンでお祝いしてると雨が降って来た。
そそくさと片付けて西穂高口へ。

天気は今一でしたがアイゼンピッケル入門にはうってつけでした。
とても楽しかった。
来年はもっと雪の多い時の西穂高に挑戦します。
さて次は何処に登りますか。