後立山縦走(冷池山荘〜爺ヶ岳〜扇沢 +猿倉へ)

おはようございます。
今日は冷池山荘から爺ヶ岳を登って種池山荘経由で扇沢へ降るだけです。
しかーし、そこからバスで大町駅へ行きJRで白馬駅、そこからバスで猿倉まで行き4日前に置いてきた車に戻らねばなりません。そこが縦走のつらいところ(ってこれだけの縦走はじめてなんだけど)
さあいつも通り5時出発!ゆうべはほんと良く眠れました。今日もいい天気!

昨日登った鹿島槍ヶ岳が朝日に輝いているのを何度も振り返りつつ歩くと

あっという間に爺ヶ岳。うそ。かなりきつかった。
縦走最終日で荷物が軽くなるかと思いきや、もともと食料をケチってるから大して軽くならない。

爺ヶ岳から種池山荘が見えました。種池山荘は三角屋根が素敵な小屋です。写真とり忘れちゃった。種池山荘山荘で一服して、遠くに槍穂高

立山

針ノ木岳方面を見ながら整備された登山道を降ります。
これから登る登山者の方と何人も擦れ違います。
これから登るのは大変そうだけど皆とても楽しそうです。
一方こちらは下りで楽ですが、気持ちは…
やがて下界の騒音が聞こえてきます。うぅ…10時頃柏原新道登山口到着。
歩行距離:10km 総行動時間:5時間
ここから扇沢バスターミナルまで歩いて15分ですが、
途中からご一緒させて頂いたご夫婦がタクシーで八方まで戻るというので白馬駅まで乗せて頂きました。感謝!ちなみにタクシー代は1万2千円ぐらいでした。割り勘を申し出ましたが固辞されました。本当にありがとうございました。
さて、白馬駅前でお土産買って、

取り敢えず生ビール。

そしてざる蕎麦。4日ぶりのまともな食べ物。生き返る。
食堂のおばちゃんに縦走路自慢したりして人恋しかった?
リフレッシュしてさてバスで猿倉へ向かいますよ。
とバス停で待ってたら目の前にタクシーが止まりました。
運ちゃん「猿倉行きのバスは土日祝だけだよーん」
な、なにー!?
タクシーの中には外人さんのお客さん。
運ちゃん「猿倉行くから割り勘にしたら?」
あ、ありがとうございます。よくぞ声をかけてくれました。
タクシーの中で外人さんと話してたら、
その人ドイツ人で(マイヤーさん)今から俺が行ったコースと全く同じコースで縦走するそうな。
で、すげー盛上がってあっという間に猿倉到着(タクシー代3700円)。
で、マイヤーさん東京から白馬までくる電車の中でテント忘れたのに気づいたんだって。
もう貸してあげるしか無いでしょ(笑)
俺が3泊した臭いテントで良ければどうぞ(笑)
とても喜んでました。貸したかいがありました。良い山旅を!
こちらも初の大縦走の締めくくりに良い思い出が出来ました。

今回のテン泊単独縦走で思ったこと。
山は楽しい。
その楽しさは ( 計画・山歩き・夜・出会いと想い出 )から出来てる。
計 画 - どこにどうやって行くか考える。これが楽しい。
山歩き - 難易度、時間、景観、花、写真、山菜、きのこ…楽しみ方は人それぞれ。
    俺は今のところ難易度、時間、景観が主で
    お花の名前は何度聞いても覚えられない。  
 夜  - 満天星は言うに及ばず。小屋で先輩方の自慢話を聞くもよし。
     テントで一人で物思いに耽るもよし。何を食べよう?夜を楽しく。
出会いと想い出 - 名前も聞かないことが殆どだけど山で出会う人達との会話が楽しい。
        それを思い出すのも楽しい。

下界にいるときは計画と想い出の中にいます。