槍ヶ岳 - 西鎌尾根

昨年登山を始めていきなり西穂高に挑戦してピラミッドピークで挫折した私。
今年は春先から山友と共に伊吹山,富士写ヶ岳,口三方山,荒島岳,白山×3と登りランニングも続けてきました(8月は殆走ってないけど)。
少しずつ体力が付いてきたような気がするこの頃,頭の中に「槍ヶ岳に登ってみたい」という妄想が…(先に西穂に行け)。
17日20時に金沢出発。途中で飲物(水,ポカリ,ビール),食物(おにぎり,ラーメン,羊羹,ミックスナッツ)を買出し。15日の焼岳と同じ東海北陸自動車道中部縦貫道を通って平湯経由で新穂高温泉無料駐車場に到着したのが22時半頃。駐車場の入は8割くらい。
さあ,一人で前祝いです!空は満天の星。明日の好天は間違いない。何このワクワク感!でも明日が早いので24時就寝。
18日5:00登山開始。右俣林道,穂高平小屋, 白出沢, 滝谷, 槍平小屋8:00と順調に来ましてここで缶ビール(\500)で一息。
ここからが本番,飛騨沢をジグザグに登ります。槍はまだ見えません。千丈沢乗越分岐に救急箱がありました。槍平小屋の善意だそうです。有り難や〜。

この辺りから勾配は更に急になりますが一気に飛騨乗越へ上がると初めて槍の穂先とご対面!

ここまで来れば本日の目的地槍ヶ岳小屋はすぐ。小屋の前のベンチで一息入れて穂先に登る決心がついたらリュックを置いて頂上へ向かいます。途中の鎖と梯子は写真を撮る余裕が無かったので割愛w。何とか11:15頂上に着きました。
口程にも無い。日帰り出来るじゃん。ぉぃぉぃ。

360度の眺望を堪能しつつ午後はずっと槍の上で過ごして槍ヶ岳小屋にチェックインして本日は終了。結構空いてました。

19日5:00に朝飯食べて御来光を見たらすぐ西鎌尾根方面へ。「登りは予定よりも2時間半短縮できたから,下りも楽勝?ムフフ」などと考えながら千丈沢乗越までガレ場の急坂を下ります。ここからはこれから挑む西鎌尾根の全貌が朝日に照らされてまさしく天の回廊である。笠ヶ岳も朝日に照らされて美しい。

千丈沢乗越で改めて西鎌尾根と対峙します。穂高連峰も一望できます。

西鎌尾根の核心部は足場の悪い痩せ尾根でところどころ鎖場もありますが,かなり怖かったです。去年の西穂高を思い出しました。
というわけで西鎌尾根では写真を撮る余裕もなく…すべてが終わって西鎌尾根を振り返ります。

これで一安心左俣岳,樅沢岳を超えれば双六小屋です。樅沢岳からは野口五郎岳が見えました。

双六小屋に着いたのが9時頃。予定通りで全然時間短縮できなかった…。
缶ビール(\500)を飲みながら双六岳に登ってくるかどうか迷いましたが,登らないことにして鏡平に向かいました。弓折乗越までの稜線は槍ヶ岳が綺麗に見えるはずなのですがこの辺りからガスがかかってきて槍ヶ岳とはここでお別れ…。

鏡平小屋に着いたのが11時頃。鏡池に映る逆さ槍はガスのため見られませんでした。代わりに生ビール(\800)と槍ヶ岳山荘製のお弁当(\1,000)でお昼にしました。

後はひたすら下り,わさび平小屋で缶ビール(\400)。さらに左俣林道をくだって新穂高温泉にたどり着いたのは2時半頃でした。
初めての単独山小屋泊まりと?一杯で出発しましたが,天気に恵まれ,お盆休み明けで人も程々,途中で出会った登山者の方々との会話も楽しく,素晴らしい山行きでした。
来週は富士山だ!