毛勝山

毛勝三山(けかちさんざん)は、富山県魚津市黒部市の間にある山岳群である。飛騨山脈立山連峰の北に連なり、毛勝山・釜谷山・猫又山で構成。毛勝山(けかちやま,けかつやま)は毛勝三山を代表する標高2,414mの山で、日本二百名山に選定されている。近年、無積雪期でも登れるように西北尾根からのコースが藪刈りされているが、正式の登山道としては認知されていない。従来は、片貝東又発電所近くから阿部木谷へ入り、毛勝谷を残雪期のみしか登ることができないとされてきた。途中に山小屋もなく行程は長い。標高差も1,700mあるため、入山はトレーニングを積んだ上級者に限られる(Wikipediaより)。
その毛勝谷の雪渓を登って来ました。
北陸アルパインの先輩,T内さん,K山さんと待ち合わせ,金沢午前3時30分出発。コンビニに寄って森本インターから北陸道に入る。車が殆ど走ってない。魚津インターで降りて片貝川沿いに登って行くと通行止めの看板がありますが片貝第4発電所付近まで車で入れた。既に5,6台駐車してます。準備して5時ごろ出発。
5時55分片貝第五発電所と片貝荘

雪の残った林道を登ります。

堰堤の左岸を歩き阿部木谷に出てみるとそこは大雪渓

のはずが何と大量の土砂に覆い尽くされております。

前方の大明神沢がざっくりえぐられて土石流が発生したようです。
歩きにくい土石は毛勝谷入口まで続きます

7時40分。毛勝谷に入ると一転、きれいな雪の斜面が稜線まで続いております。美しい!

ここからは落石に備えてヘルメット装着!アイゼンを付けるグループもいましたが,我々は取り敢えずツボ足で行ってみます。

レッツゴー!

登る時は谷が右にカーブしております。曲がり角まで来ると前方に毛勝山が見えました!

後ろを振返ると下には土砂に埋め尽くされた阿部木谷が…

毛勝山へは左股を登ります。

9時。登れば登るほど傾斜はきつくなります。

左股を登ると更に二股が。スキーを担いでる人も多数。いいねえ〜。

二人共元気だわ。うらやますぃ。この二股は右へ行き。左は頂上へ直登でかなり急。

10時。稜線はすぐそこのように見えるんですが,なかなか…

振り返れば僧ヶ岳

坂の上の雲

11時8分。ついに毛勝沢コルに到着。前方には劔岳が!T内さん,K山さんはG.W.に早月尾根から登ってきたんだよね。

そして,後立山連峰鹿島槍五竜岳唐松岳の大展望。去年の秋3泊で歩きました。

劔を二度見。

毛勝山本峰へ!

11時24分登頂!頂上には看板とお地蔵様と先客が。

僧ヶ岳をバックに山ガール

頂上から劔と

後立山連峰を堪能

11時45分下山開始。
下りは頂上からの急斜面を降りるそうな…半泣きで付いて行きました。写真を取る余裕はございません。
お二人はかなりの急斜面をシリセードであっという間に見えなくなってしまいました。
私は怖かったんでかなり歩いて降りてからシリセード。お待たせしてすいません。
13時。毛勝沢入口まで戻って来ました。大自然の脅威をバックにT内さん。

砂防堰堤いい仕事しています。

14時40分。片貝山荘に到着。

毛勝谷雪渓は登るに連れて傾斜がきつくなり最後はかなりへばりましたが登り詰めると剱岳と後立山連邦が劇的に現れ大感激。
好天に恵まれ展望も360°素晴らしくまさに会心の山行でした。
急斜面でのシリセードが課題だなぁ
計画して頂いたT内さん,K山さん本当にありがとうございました。