穂高縦走(涸沢岳〜北穂高岳〜南岳)

穂高連峰縦走も三日目です。
今日(8月22日)は穂高山荘テント場を4時に出発し、北穂、飛騨泣き、大キレットを通過し南岳へ向かいます。
涸沢岳山頂着4時20分。まだ真っ暗です。

4時45分東の空が明るくなってきました。今日もいい天気です。

御来光を待たずに先へ急ぐことにします。この先は日本一長いと言われる(?)鉄杭、鎖、ハシゴの連続でかなりスリリング。

涸沢槍を通過し、その後も鎖、ハシゴの連続です。当然ながら写真撮る余裕有りませんでした。すんません。

5時40分、涸沢のコルで一服し、前穂高北尾根を眺めます。今度あそこに登るぞ。
先に進むと奥壁バンドと呼ばれる狭い足場のトラバースが怖いです。(写真無し)

さらにその先は飛騨側がすっぱり切り落ちた滝谷ドーム。先日槍ヶ岳日帰りしたときに下から見えました。かなりの高度感です。

しばらく行くと北穂高の道標が有りました。時刻は6時半。

6時54分北穂高山頂に到着。いやーハードでした。

穂高山荘のテラスをお借りして朝食です。ここからの眺めは天下一品です。これから挑む大キレットを眺めながらしばし休憩。

7時13分、覚悟が決まったら出発です。

いきなり鉄杭、ハシゴ、鎖の急激な岩場を降りなければなりません。かなり大変。その後も浮き石の多いルンゼ、足場が杭の長い鎖場のトラバースを通過し、いよいよ大キレットの核心部、飛騨泣きです。ここが一番怖かった。風が強く帽子が飛ばされそうだったのでしまいました。怖い稜線をくぐり抜けA沢のコルでちょっと一息。8時45分。

A沢コルのすぐ先にHピークと書かれた長谷川ピークが現れます。ここで団体ツアーとすれ違うためかなり待たされました。
待ってる間ガイドの方とお話しました。大キレットは南岳から北穂に向かうのが普通だって。なるほどすれ違う人は多いけど同方向の人は少ない。ツアーが通過しやっと向こうへ。長谷川ピークから向こうは距離は長いけど歩きやすく難所は無かったです。

11時南岳小屋到着。

ビールを飲んで一息ついて、さてこれからどうしましょう?時間からして槍まで行けそうですが…
キレットを越えられた充実感で一杯です。ここは贅沢して南岳山荘にお世話になることにしました。
雷鳥の親子も出て来て歓迎してくれました。

南岳山荘はとても快適で同室の方と盛り上がってとても楽しい小屋泊まりでした。
明日はここから真っすぐ南岳新道を降りて新穂高に戻ることにします。