白山神駈道荒行走破

9月16日、第7回白山神駈荒行走破に参加しました。
白山の古道 加賀禅定道(18km)と美濃禅定道(19km)の統一呼称。 白山最高峰御前ヶ峰2702mをはさんで加美(神)両道を股に掛け(駈け)る道が白山神駈道。あわせて37kmのこの道を一日で駈けぬけるのが荒行走破、二日で歩き通すのが難行走破、三日なら難行走破。 加から美が順駈 美から加が逆駈走破。(白山神駈道の風露草より)

K崎さんの恩師佐藤先生が一昨年参加したと聞き、是非参加したいと思っていましたが去年はかなわず、今年念願の参加となりました。勿論K崎さんと一緒です。今年は美濃から加賀の逆駈走破でした。
前日の9月15日K崎さんと共に18時半松任を出発。今回のゴールとなる白山一里野温泉につぼりん号をデポし、K崎号でスタート地点となる石徹白登山口に向かう。22時過ぎ頃到着。仮眠をとる。23時半に参加者集合。今回は例年に比べ参加者が少なく6名の参加。主催者の西嶋さんから諸注意と激励と参加者の証となるペナントを頂戴する。
他にも西嶋さんの奥様や愛犬、石徹白の方や常連の方が見送って下さった。有り難いしそういう関係が羨ましい。
16日0時10分頃スタート!
ベテラン参加者、岐阜のS.Sさんが我々に合わせて一緒に歩いて下さった。
5時34分別山登頂。丁度御来光!ラッキー!

フランス人女性でアンカーを務めるF・Jさんが白装束で吹くほら貝。絵になるねー。

油坂の頭で一服、油坂を降り南竜ヶ馬場へ向かいます。

南龍山荘着7時20分。
室堂着8時19分。室堂ではスタッフの方が暖かい飲み物とお菓子をごちそうしてくれた。ありがとうございます。
室堂が最終水場になるのでたっぷり補給します。(2.5リットル)
室堂発8時52分。
御前ヶ峰登頂9時20分。美濃禅定道はここまでです。

ここからは加賀禅定道です。
大汝山避難小屋10時00分。ここでもスタッフの方が待っていて下さり、飲み物とバナナ、パンを差し入れて下さった。本当にありがとうございます。
四塚山からの長い長い坂を下った所にあるのが油池。
ここまで我々を導いて下さったS.Sさん、後続が気になるのでここで待つそうです。
ありがとうございました。ここまで来れたのもS.Sさんのおかげです。ちなみにS.Sさん57歳。凄く元気でカッコ良かった。
さらに天池を経てしばらく行くと百四丈の滝が見えた。

そこから急坂の美女坂を下り奥長倉避難小屋着13時30分。
かなり疲労がたまっている。下りの方が間接や筋肉に来る。
笈ヶ岳や早月尾根の時のように足の踏ん張りが全く利かなくなるのが怖い。
たっぷり補給したつもりの水も残り1リットル。飲み過ぎ?(笑)
14時38分しかり場分岐。まだまだここからが長いです。
ほぼ15時間歩き続けた疲労と寝不足で熊笹の塊が小熊に見えたりする(笑)。
下って下って15時半頃?下界の騒音が聞こえて来た!
そしてしばらく行った送電線のところで西嶋さんご夫妻が愛犬を連れて出迎えて下さった!
携帯圏内になったら連絡するように言われてたのについ下るのに夢中で忘れてました。
心配して迎えに来て下さったようだ。申し訳ない。
16時丁度にハライ谷登山口到着。
そこから一里野方面へ20分歩いた山小屋で到着受付。
山ガールのお出迎えである。梨や飲み物をごちそうになる。重ね重ね有り難い。
立派な踏破証明書を頂いた。

そこからデポしておいたつぼりん号で石徹白登山口へ向かい(18時30分着)、それぞれの車で帰途に着いた。
24時間以上起きてるのは正直つらいので仮眠を取りながら安全運転で帰った。

初めて白山神駈道に参加して目標通り踏破する事が出来た。
確かにその喜びは大きいのだが、それ以上に感じたのは、このイベントを支えている西嶋さんをはじめとする沢山のスタッフ(サポータ?)の方の暖かさである。
当日は余裕が無くて碌にお礼も出来なかったように思う。
次回も参加していつかはサポートする立場になりたいと思った。
それから最後まで俺に併せて歩いてくれたK崎さんに感謝です。