岩登り講習

昨年に引き続き北陸アルパインの岩登り講習に参加してきました。
天気も良くて楽しかった!(怖かったけど)
ご一緒頂いたO山さんとK山さんはクライミングジムでやってて
自然の岩登りは初めてとのことでしたが,とても上手であっというまに登ってしまった。
私も初めてリードのトップをやらせてもらって全体の流れがわかったような気がします。

槍ヶ岳日帰り

K崎さんと槍ヶ岳ワンデイピストンを企てました。
新穂高温泉槍ヶ岳 片道11.7km 標高差2090m
一昨年の槍行きを参考に立てた計画が
03時00分 金沢発
05時00分 新穂高温泉(無料駐車場)着 登山開始
08時00分 槍平小屋  ビール販売あり 飛騨沢登り(残雪あり,かなり急)
11時00分 槍ヶ岳山荘 ビール販売あり 
11時30分 登頂 (おそらく快晴)
12時00分 下山開始
17時00分 新穂高温泉駐車場着
20時00分 金沢帰着
さて,以下理想と現実のギャップをお楽しみください。
3時金沢発5時新穂高温泉無料駐車場に到着。ここまでは計画通り。
登山届を出して(時刻は5時24分)

右俣林道を歩きます。穂高平小屋を経て林道は白出沢で終点。6時40分

ここから登山道を歩きます。
7時45分滝谷到着。北穂高岳が見えました。

8時40分槍平小屋に到着。あれ?予定より45分遅れております。出発準備に手間取ったかな?
7月1日の小屋開きに向けて準備中でした。
ここから先は飛騨沢の雪渓登りです。アイゼンピッケルは持参しましたが着用不要と判断して登り始めました。
登山口の赤リボンを見つけられずウロウロ…

GPSで夏道を確認し,ガシガシ登りましたが途中沢筋を間違えた事に気付き藪こぎして正規の飛騨沢ルートに復帰。

さあここからはひたすら雪渓を登るのみ!振り向けば雄大な笠ヶ岳。10時44分

さて,少し登ったかな誰かが手を振ってますね。11時5分。ここで会った人に槍ヶ岳ピストンって言ったら「勿体無い!」って言われた。
遠くから来られる登山者から見たらそういう感覚なのかな?目的は人それぞれ…だよね?

12時になってしまいました。まだ先は長いです…。

12時25分飛騨乗越到着ここで初めて槍とご対面。大感動。ですが,あまりの疲労に身動きできません。

這うようにして槍ヶ岳山荘に向かいますが,あまりも疲れていて登頂する気力が湧きません。兎に角疲れました。
しばらくジッとして体力の回復を待ちました。少し動けるようになったので山荘の食堂(キッチン槍)でカレーライス(\1,000)を食べてエネルギー補充。元気が出てきたので頂上へ向かいます。
3度目なのでもう怖くないですよー。K崎さんは初めてです。
13時30分登頂。天気は快晴(ここは計画通り)360度のパノラマを堪能し

最後にもう一度槍をみて14時下山開始!

槍平小屋まではシリセードであっという間…

のはずがルート外れて再び藪こぎ…GPSさまさま。
結局,槍平小屋着16時。駐車場着19時,金沢着22時でした。
兎に角疲れましたが,好天に恵まれ誠に楽しい冒険の一日でした!
次は早月尾根日帰り!?

ボルダリング

三女(小5)がボルダリングやってみたいというので近所のジムを探してみたら2ヶ所あった。
KCウォール
TRIPOD
しかし,電話で問い合わせてみたら「小学生はダメ!」だって(T_T)
諦めてたらキッド氏から「医王山スポーツセンターにあるよ!」という情報が!あー知ってるけど外についてる凄い壁でしょ?無理無理と思ってたら中に子供用(?)もあるのだそうだ。
医王山スポーツセンター屋内施設
というわけで行って参りました。
名前はキッズウォールだけど,大人も十分楽しめますよ。むしろ己の体力のなさを思い知らされました。子供は結構スイスイやってましたが。自分は体重を減らして握力付けないと…続かない(T_T)。去年の岩山講習もさっぱりだったしなぁ。がんばろう。

富山には小学生もできるところがあるそうです。子どもと一緒に続けようかと思ったら「もういい」だって。ぉぃぉぃ

毛勝山

毛勝三山(けかちさんざん)は、富山県魚津市黒部市の間にある山岳群である。飛騨山脈立山連峰の北に連なり、毛勝山・釜谷山・猫又山で構成。毛勝山(けかちやま,けかつやま)は毛勝三山を代表する標高2,414mの山で、日本二百名山に選定されている。近年、無積雪期でも登れるように西北尾根からのコースが藪刈りされているが、正式の登山道としては認知されていない。従来は、片貝東又発電所近くから阿部木谷へ入り、毛勝谷を残雪期のみしか登ることができないとされてきた。途中に山小屋もなく行程は長い。標高差も1,700mあるため、入山はトレーニングを積んだ上級者に限られる(Wikipediaより)。
その毛勝谷の雪渓を登って来ました。
北陸アルパインの先輩,T内さん,K山さんと待ち合わせ,金沢午前3時30分出発。コンビニに寄って森本インターから北陸道に入る。車が殆ど走ってない。魚津インターで降りて片貝川沿いに登って行くと通行止めの看板がありますが片貝第4発電所付近まで車で入れた。既に5,6台駐車してます。準備して5時ごろ出発。
5時55分片貝第五発電所と片貝荘

雪の残った林道を登ります。

堰堤の左岸を歩き阿部木谷に出てみるとそこは大雪渓

のはずが何と大量の土砂に覆い尽くされております。

前方の大明神沢がざっくりえぐられて土石流が発生したようです。
歩きにくい土石は毛勝谷入口まで続きます

7時40分。毛勝谷に入ると一転、きれいな雪の斜面が稜線まで続いております。美しい!

ここからは落石に備えてヘルメット装着!アイゼンを付けるグループもいましたが,我々は取り敢えずツボ足で行ってみます。

レッツゴー!

登る時は谷が右にカーブしております。曲がり角まで来ると前方に毛勝山が見えました!

後ろを振返ると下には土砂に埋め尽くされた阿部木谷が…

毛勝山へは左股を登ります。

9時。登れば登るほど傾斜はきつくなります。

左股を登ると更に二股が。スキーを担いでる人も多数。いいねえ〜。

二人共元気だわ。うらやますぃ。この二股は右へ行き。左は頂上へ直登でかなり急。

10時。稜線はすぐそこのように見えるんですが,なかなか…

振り返れば僧ヶ岳

坂の上の雲

11時8分。ついに毛勝沢コルに到着。前方には劔岳が!T内さん,K山さんはG.W.に早月尾根から登ってきたんだよね。

そして,後立山連峰鹿島槍五竜岳唐松岳の大展望。去年の秋3泊で歩きました。

劔を二度見。

毛勝山本峰へ!

11時24分登頂!頂上には看板とお地蔵様と先客が。

僧ヶ岳をバックに山ガール

頂上から劔と

後立山連峰を堪能

11時45分下山開始。
下りは頂上からの急斜面を降りるそうな…半泣きで付いて行きました。写真を取る余裕はございません。
お二人はかなりの急斜面をシリセードであっという間に見えなくなってしまいました。
私は怖かったんでかなり歩いて降りてからシリセード。お待たせしてすいません。
13時。毛勝沢入口まで戻って来ました。大自然の脅威をバックにT内さん。

砂防堰堤いい仕事しています。

14時40分。片貝山荘に到着。

毛勝谷雪渓は登るに連れて傾斜がきつくなり最後はかなりへばりましたが登り詰めると剱岳と後立山連邦が劇的に現れ大感激。
好天に恵まれ展望も360°素晴らしくまさに会心の山行でした。
急斜面でのシリセードが課題だなぁ
計画して頂いたT内さん,K山さん本当にありがとうございました。

白山

今年最初の白山に登って来ました。
ゴールデンウィーク後半に行く予定でしたが,天気が悪かったのと笈ヶ岳の疲れが残っているような気がしたのとで本日に延期しました。
今の時期に白山に登るには2つ問題があります。
1.白山公園線が市ノ瀬で閉鎖されており,市ノ瀬別当出合の約10kmは歩くか自転車しかない。
2.冬季は別当出合の吊橋の床板が外されており,鉄骨上を歩かねばならない。かなり怖いらしい。

1.は自転車で行くことにした。2.は5/10に設置されたので無事渡ることができました。

いつものK崎さんと待ち合わせ,朝5時半市ノ瀬ビジターセンター前を自転車で出発。
わたしは折りたたみ自転車,K崎さんはロードレーサ。

市ノ瀬別当出合間は(私にとっては)きつくて殆ど押してしまった。
K崎さんは大丈夫だったけど付き合ってゆっくり登ってくれました。申し訳ない。
スキーヤーと登山者は7:3くらい?それがそのまま自転車:徒歩に近い感じ。
我々のような自転車組の登山者は少ないような気がした。
6時半なんとか別当出合到着。私は体力を使い果たしてしまった感じです。
準備(休憩)して6時45分登山開始。吊橋の床板はちゃんと着いてました。

砂防新道から登ります。中飯場を過ぎたあたりから雪が多くなってきたのでアイゼンを付けました。
甚之助避難小屋付近からみた別山

甚之助から黒ボコ岩まで急登とトラバースの連続です。怖いことはないです。

10時前に黒ボコに到着してほっと一息。後ろを振り返る。

弥陀ヶ原は一面の雪で美しかった。室堂&頂上目指してレッツゴー!

弥陀ヶ原から室堂までの登りは岩場で雪が無いところもあります。アイゼンを外そうかと迷いましたがそのまま行くことにしました。しかし,岩の上で足を滑らして足捻っちゃった。
室堂で休憩がてら早めの昼食を摂り,11時頃頂上を目指しましたが,やはり足が痛いので私は無理しないで引き返すことにしました。K崎さんひとりで山頂へ。
私はそままゆっくり下って途中で落ち合うことにしました。
本日の最高地点の景色はこれです(泣)。

幸い下りは比較的楽で,あまり苦労せず降りてくることができました。
笈ヶ岳はきつかったなー。
K崎さんは中飯場で追いつかれました。
頂上からは北アルプス穂高連峰が見えたそうです。
別当出合帰着は13時半頃。
ここからは自転車です。
あー自転車で来てよかった!
速い速い!たのしい(笑)下りは10分!
スキーだと下りが全部こんな感じなのかな。
スキーやりてえ。

笈ヶ岳

笈ヶ岳(おいずるがたけ)は、石川県、富山県岐阜県の3県にまたがる標高1,841mの山。白山国立公園内の両白山地の北側に位置し、日本二百名山に選定されている。
藪山で夏(無雪期)の登頂は極めて困難で、積雪期の限られた期間のみ登頂が可能である。日本二百名山の中では登頂が難しい山の一つである。 一般的な登山道はないが、春先にこの残雪を利用して、以下のコース登られることがある。
・石川県白山市の白山自然保護センター駐車場から冬瓜山(かもうりやま)・シリタカ山を経由するコース
白山スーパー林道三方岩駐車場から県境沿いのコース
Wikipediaより)

去年は北陸アルパインのH場師匠にいきなりマニアックなコースで無雪期に連れて行ってもらったんですけど(笑)。
今回は正攻法で白山自然保護センターから登りました。
K崎さんをピックアップして白山自然保護センター中宮展示館の駐車場に到着。既に5台ほど先客あり。明るくなるのを待って4時50分に登山開始、最初は展示館後ろの蛇谷自然観察路を30分程歩きます。昔猿の餌付けをしていた所に到着。ここからが本番。かなりの急登を登ります。

冬瓜山のナイフリッジもビビりながら何とか越え、そこから先はアイゼンを着けて快適な雪尾根歩きでした。
天気は快晴,真近に白山を見ながらとても楽しかったです。

笈ヶ岳手前でちょっとばてましたが11時丁度に頂上に着きました。休憩していると、後から続々と登ってきてあっと言う間に狭い頂上は満員になりました。

昼食を済ませて11時20分頃下山開始。
帰りは楽々の筈だったんですが…最後の急降下で足がガクガクになってしまい、ロープや枝に捕まりながら何とか降りて来ました。
16時下山で5時間も掛かってしまいました。こんな事は初めてです。体力不足を痛感しました。春山の醍醐味と同時に厳しさも味わった山行きでした。