いろんなアドレスからGmailに転送したメールに元の受信先のアドレスでW-zero3から返信する
職場のメールやpdxメールやいろんなメールをGmailに転送しておけばバックアップになるし、W-zero3でどこからでも見られるので便利です。W-zero3でそれらの転送メールにGmailアドレスでなく元の受信先のアドレスで返信する方法の控え。
Fromヘッダを書き換えるだけで実際にそのアカウントから返信するわけではないが、受け取った方にはそのメールへの返信先、スレッド表示などでほぼ違和感は無いと思います。
2. Qmail3にGmailアカウント作成して送受信する方法
Qmail3は多機能過ぎるくらい多機能なメールクライアントソフトです。対応OSやドキュメントやサポートも充実してます。作者の方に感謝します。
- Gmailの「設定」>「メール転送とPOP設定」タブで「今後受信するメールでのみ POP を有効にする」をチェックしておく。
- W-zero3にQmail3をインストールする。
- モバログ!PDAに詳しく説明されています。
- Qmail3にGmailアカウントを作る。
- モバイルしてみまい!にわかりやすく紹介されてます。
- GmailのHelpも詳しいです。
- ここではアカウント名を「Gmail」としたとします。「アカウント」の「プロパティ」>「高度タブ」で「自動で振り分ける」をチェック。
- Gmailアカウントで受信したメールを元の受信先(転送元)毎にフォルダ振り分けするように設定。例えば「hoge@kaisya.co.jp」アドレスに来たメールをGmailに転送している場合。
- 上で作った「Gmail」アカウントの「受信箱」の下に新規フォルダを作成。名前を「kaisya」に変更。プロパティでフォルダid(数字です。初めてフォルダをつくったなら6)を確認しておく。
- ツール>オプション>振り分け
- 振り分けルールのリスト。まだ何もないので追加ボタンを押す。
- 振り分け元のアカウント:「Gmail」、フォルダ:「受信箱」を選択。下のリストは振り分け条件。まだ何もないので「追加」ボタンを押す。
- 条件:「編集」ボタン押す。次画面で「追加」ボタン押す。
- 条件:「<フィールド>が'文字列'を含む」を選択。引数:フィールドは「編集」ボタンを押して、値「To」を選択。文字列は「編集」ボタンを押して「kaisya.co.jp」を入力。この条件はGmailへの転送に使用しているソフトに依って変わる可能性があるのでメールのヘッダを見て適当に変更する。「OK」ボタン押す。
- リストに「
が'kaisya.co.jp'を含む」が追加されている。「OK」ボタン押す。
- 条件に「@Contain(To,'kaisya.co.jp')」が追加されている。動作:「移動」、アカウント:「Gmail」、フォルダ:「kaisya」、使用:手動、自動ともチェック。「OK」ボタン押す。
- 条件:「編集」ボタン押す。次画面で「追加」ボタン押す。
- 振り分け条件に「[//Gmail/kaisya]に移動する
- 振り分け元のアカウント:「Gmail」、フォルダ:「受信箱」を選択。下のリストは振り分け条件。まだ何もないので「追加」ボタンを押す。
- 振り分けルールに「Gmail/受信箱」が追加されている。「OK」ボタンを押す。
- フォルダ毎にテンプレートを作りメール作成時のFrom:(差出人)とBcc:(送信控え)を指定する。
- Qmail3インストール時に作成した「メールフォルダ(mailとする)」下の「アカウントフォルダ(\mail\accounts\Gmail)」下に「templates」フォルダ作成し、「\mail\templates\mail\reply.template」ファイルをコピーして入れる。
- コピーしたファイル(\mail\accounts\Gmail\templates\reply.template)に「返信時に差出人にしたい(Gmailへの転送元の)アドレス」を追加する(From: Hoge
。Bccも追加しておくと便利(Bcc: hoge@kaisya.co.jp)。先頭行と下のほうの空行の間に行を開けずに追加。ファイル名「reply_振り分け先フォルダid.template(reply_6.template)」で保存。 - 振り分けたメールに返信するとこのテンプレートが使われてエディトビューが立ち上がる。新規作成(new.template)、全員に返信(reply_all.template)も同様に振り分けフォルダごとに作成すると便利。