白山(南竜テント泊)

8月28,29日でワンゲル引率して白山に登りました。別当出合に車を停め、砂防新道から南竜ヶ馬場でテント泊。
御前ヶ峰で御来光を見るために1時に起きて朝食をとり、テントはデポして展望新道から室堂、御前ヶ峰へ。
天気は絶好、空には満点星。すばる?

4時半には山頂に着きました。東のそらが明るくなってきました。

5時。槍穂高のバックの空が真っ赤に染まり…

向こうの空がガスっているため御来光は拝めませんでした。
が、槍、大キレットをはじめ見事な穂高連峰が拝めて満足。

皆さんお疲れさまでした。
写真は学生さんに頂きました。テヘッ

穂高縦走(南岳新道〜新穂高)

本日(8月23日)南岳新道を槍平小屋まで降りて新穂高まで戻り金沢へ帰ります。
5時に起きて小屋の前で御来光。小屋内のルート図。正確にこの通りなので説明要りませんね。3000mの南岳から2000mの槍平小山まで一気に降ります。


5時40分、朝ご飯を食べたら出発です。テント場の脇を通って石屑の登山道に入る。またも雷鳥がお見送り。ここは本当に雷鳥パラダイス。

登山道はきちんと整備されており歩きやすく迷う事も無いでしょう。

丸木橋を渡り、ジグザグに下った後南岳西尾根へハシゴで登り返す。ハイマツの上に設置された木道を歩きくと

急な下りに出ます。穂高連峰滝谷方面の長めが素晴らしく結構な高度感。やがて西尾根のコル(2600m)に出ます。6時20分。

お向かいの笠ヶ岳も朝日に輝いて美しい。南岳新道は意外な収穫でした。

ここには槍平小屋のご厚意による救急箱が設置されております。飛騨沢にも同じものが有りました。感謝感謝。ダケカンバの林を抜け、南沢の河原に出たらペンキや赤布を目印に沢を渡ります。8時20分頃槍平小屋に到着。

ビールを飲んで一服したら出発。滝谷出会では沢の奥かなたに北穂高滝谷ドームが見えます。昨日はあそこを歩いたんだぁ。沢を渡る度に穂高連峰を仰ぎ見て自分の歩いた稜線を確認します。

新穂高温泉駅に着いたのは11時ごろ。車は鍋平駐車場に置いて来たのでロープウェイを鍋平高原駅まで1区間だけのり鍋平駐車場へ。残ってたのは私の車だけでした。

穂高縦走(涸沢岳〜北穂高岳〜南岳)

穂高連峰縦走も三日目です。
今日(8月22日)は穂高山荘テント場を4時に出発し、北穂、飛騨泣き、大キレットを通過し南岳へ向かいます。
涸沢岳山頂着4時20分。まだ真っ暗です。

4時45分東の空が明るくなってきました。今日もいい天気です。

御来光を待たずに先へ急ぐことにします。この先は日本一長いと言われる(?)鉄杭、鎖、ハシゴの連続でかなりスリリング。

涸沢槍を通過し、その後も鎖、ハシゴの連続です。当然ながら写真撮る余裕有りませんでした。すんません。

5時40分、涸沢のコルで一服し、前穂高北尾根を眺めます。今度あそこに登るぞ。
先に進むと奥壁バンドと呼ばれる狭い足場のトラバースが怖いです。(写真無し)

さらにその先は飛騨側がすっぱり切り落ちた滝谷ドーム。先日槍ヶ岳日帰りしたときに下から見えました。かなりの高度感です。

しばらく行くと北穂高の道標が有りました。時刻は6時半。

6時54分北穂高山頂に到着。いやーハードでした。

穂高山荘のテラスをお借りして朝食です。ここからの眺めは天下一品です。これから挑む大キレットを眺めながらしばし休憩。

7時13分、覚悟が決まったら出発です。

いきなり鉄杭、ハシゴ、鎖の急激な岩場を降りなければなりません。かなり大変。その後も浮き石の多いルンゼ、足場が杭の長い鎖場のトラバースを通過し、いよいよ大キレットの核心部、飛騨泣きです。ここが一番怖かった。風が強く帽子が飛ばされそうだったのでしまいました。怖い稜線をくぐり抜けA沢のコルでちょっと一息。8時45分。

A沢コルのすぐ先にHピークと書かれた長谷川ピークが現れます。ここで団体ツアーとすれ違うためかなり待たされました。
待ってる間ガイドの方とお話しました。大キレットは南岳から北穂に向かうのが普通だって。なるほどすれ違う人は多いけど同方向の人は少ない。ツアーが通過しやっと向こうへ。長谷川ピークから向こうは距離は長いけど歩きやすく難所は無かったです。

11時南岳小屋到着。

ビールを飲んで一息ついて、さてこれからどうしましょう?時間からして槍まで行けそうですが…
キレットを越えられた充実感で一杯です。ここは贅沢して南岳山荘にお世話になることにしました。
雷鳥の親子も出て来て歓迎してくれました。

南岳山荘はとても快適で同室の方と盛り上がってとても楽しい小屋泊まりでした。
明日はここから真っすぐ南岳新道を降りて新穂高に戻ることにします。

穂高縦走(西穂高岳〜奥穂高岳)

本日(8月21日)は西穂高山荘から西穂高岳間ノ岳天狗岳−ジャンダルム−奥穂高岳と踏破し穂高岳山荘まで行きますよ。
コースタイムは10時間となっておりますので4時出発予定で3時に起きました。
朝ご飯食べたりテント撤収したりしてたら4時過ぎちゃった。行くよ!

独立標高点到着4時53分。乗鞍岳笠ヶ岳

次は西穂高主峰へ!

6時ジャストに到着。先客はお隣だったツェルト氏。68歳

予報通り快晴です。槍がくっきり。富士山も見えたよ。

さあ!いよいよここからは未知の世界である。先ずは西穂高からの急な岩場を下りまして鎖場の小ピークいくつか越え、スラブ状の岩場を怖々のぼると6:50間ノ岳(あいのたけ)に到着しました。

ここからの下りはかなり急ですが既に慣れたというか麻痺したというか淡々と足場を見つけながら降りていきます。
降りた所が間ノ岳天狗岳の間のコルという事で間天のコル。前方にはこれから挑む天狗岳。振返れば今降りて来た間ノ岳

天狗岳(天狗の頭)は逆層スラブの緊張する登り。

7:53天狗岳頂上に到達。道標が立ってます。前方にはジャンダルム。その向こうに奥穂高岳。ここでもツェルト氏と合流。元気だわ。てか氏の方が速い。

覚悟を決めたら行きますよ。天狗のコルへの下りはかなり緊張します。当然写真無し(笑)。天狗のコルからは岳沢への分岐があります。「安易に下るな」みたいな注意書きが有った。コルからは再び急登となり畳岩尾根の頭を越えてジャンダルムにぶつかります。奥穂へは右に巻道があり、ジャンダルムへは左から登ります。ここでツエルト氏がジャンダルムから降りてこられました。「奥穂側から降りるのは無理だからここでザックをデポして登っておいで」との情報をもらいました。登れたよ。感激。9:55。


言われた通り奥穂側から降りるのは無理そう。再び西穂側へ降ります。そもそもザック置いて来たし。右の巻道を行きます。狭くて結構緊張します。
巻道抜けてホッとした所でジャンダルムを振返りました。

この後、最後の難所「馬の背」が待ち構えております。西穂側からは急な登りが有りますが手掛りがあってむしろ楽かも。奥穂から来ると怖そう。
むしろ水平で狭い所が平均台みたいで怖い。風が吹いてたので怖さ倍増。慎重に両側を見ないようにちょっと前の足下だけみて渡りました。

ここさえ渡れば奥穂高岳に到着。11:20。7時間の道のりでした。
同時に西穂山荘を出た戦友の皆さんが待っていてくれました。感謝。
穂高山荘でテント受付。カレーライスとビールでジャンダルム踏破を祝いました。

涸沢岳〜北穂高岳〜南岳へ

穂高縦走(新穂高〜西穂高山荘)

8月20日〜23日、テント泊で
西穂高岳 - ジャンダルム - 奥穂高岳 - 涸沢岳 - 北穂高岳 − 大キレット - 南岳新道
と歩いてきました。いつかは行きたいと思っていたジャンダルムと大キレットに遂に行くことができて感激です。
K崎さんと一緒に行く予定で、計画もK崎さんが立ててくれたんですが都合により今回は単独でした。
初日(8月20日)は西穂高山荘まで行ってテントを張るだけ。平日だしそんなに混んでないだろうという考えが甘かった。
8時に金沢出発、北陸道を富山インターで降りて41号線で新穂高着が11時前。深山荘前の無料駐車場は既に満車でした。
やむを得ず鍋平駐車場へ上がりました。こちらはガラガラでした。準備して新穂高ロープウェイしらかば平駅まで歩きます。西穂高口まで片道1350円+荷物(8kg以上)200円。既にお客さんが列を作ってますがこの時間では登山者は私だけ。西穂高口到着が11時半。登山届けを出していざ西穂高山荘へ!お天気は快晴、足取りも軽くと行きたいのですがテント泊装備ではスピードも上がりませぬ。12時30分西穂高山荘に到着。4度めですがテントを張るのは初めてですよ。

受付をしてテント設営完了!(真ん中の黄色いモンベル)さて一杯

午後は小屋の前で日向ボッコをして過ごしました。

いつの間にかテント場は満杯オレンジ色の大きなテント三張りはどこぞの高校のワンゲルだった。当然うるさかった。
私のお隣はツェルト泊の猛者です。しかも68歳!かっこいい〜。
4時半頃アルファー毎で晩御飯を食べて明日に備えて早く寝ますよ。
今回岩稜歩きに備えて荷物を最小化するため銀マットやめてエアマット(モンベルコンフォートシステムの90)のみ持ってきました。さらにシュラフもやめてシュラフカバーのみ!ワイルドだぜ〜。
当然寒かった。気温は対して低くないけど地面を通して奪われる熱が半端ないです。どっちかにしておけば良かった。
それでも雨合羽を下に敷いたら寝れない事は無かったですよ。おやすみなさい。
2日目(西穂〜奥穂)へ

ロッククライミング研修

K崎さんと石川県勤労者山岳連盟(石川労山会)主催のロッククライミング研修に参加してきました。
場所は国立登山研修所です。富山県電鉄立山駅の横にあります。
到着すると駐車場脇に人口壁が朝日を浴びてそびえ立っており,やる気が湧いてきました。

初日は室内トレーニング場内でロープの結び方やハーネスの装着の仕方,トップロープでの登攀・ビレイの方法,バックアップ付きの懸垂下降等を練習しました。

おかげでこんなオーバーハングも楽々越えられるようになりました。嘘です。先生です。
ダミー人形を落下させてのビレイに掛かる加重の体験もさせて頂きました。

夜は日本勤労者山岳連盟・川崎様による遭難対策と救助事例の講習がありました。
貴重なヘリレスキューの現場映像を見ることができました。感動した。
二日目は研修所近くの雑穀谷での実践クライミングです。
最初に壁を見たときはとても登れる気がしませんでしたが,研修のおかげで何とか登りきることができました。うれしかった!

ここから先は先輩方のクライミングです。感心して見守るばかり…

充実した研修+1泊3食&楽しい懇親会で6000円とは(笑)…
新しい山友も出来たし
大変有意義な2日間でした。

剱岳日帰り

早月尾根から剱岳日帰りしてきました。
剱岳は去年剱沢でテントして登ってますがガスって眺望ゼロだったし。今回は是非晴れてほしい。
21日(土)か22日(日)で計画していましたが天気がいまいちなので見合わせました。
(この日前剱で滑落事故が会ったようです。)濡れた岩場は怖いです。
24日ぽっかり休める事になり(無理矢理)単独で行く事にしました。
早月小屋HPのアドバイスに従ってアイゼンピッケル持参。
3時金沢発。途中道に迷ったりガソリンスタンドを探したりで5時30分馬場島到着。
すぐ準備して登山開始!標高差2200mいざ剱岳(2999m)へ!
試練と憧れの石碑

いきなり急登です。恐るべし。しばらくひたすら樹林帯を登ります。

お天気は薄曇り。雨の心配はなさそうですが眺望も期待薄…

9時14分早月小屋が見えました。

登りは素通り…

11時半頃立ち込めていたガスが晴れて回りの山が見えました。おっ!と思ったのは一瞬でまたガスが出てきました。

山頂近くの岩場はペンキマークがあるので迷わないでしょう。鎖場は慎重に。

12時過ぎに登頂しました。途中でお会いした豊田市から来られた方とお話ししました。槍穂高を中心に登られているそうです。
今年は是非、西穂高槍ヶ岳まで縦走したいのでいろいろ伺いました。楽しい。

雷鳥?の親子がいました。全然逃げません。

早月小屋に着いたのが14時30分。3リットル持って登った水もからになっていたのでここで購入。
大変だったのはここからです。
15時馬場島に向けて出発しましたが途中で足がへろへろに(笈ヶ岳と同じ症状)歩くのもやっとの状態で馬場島到着が18時30分
結局行動時間13時間。登りも下りも6時間半という何とも冴えない結果でした。
下りの筋力強化が課題…かな?
今年は残雪多めとの事ですがアイゼンピッケルは使いませんでした。
使わなかったのと持っていかないのとは違いますよ。